2015.11.11更新

座右の銘というか好きな言葉(詩)がある。

「遠くからは大きく見える 近づけばそれほどじゃない

からっぽに見えるけれど きれいに澄んだ水がある」

ザ・ハイロウズ「月光陽光」の中の一節。真島昌利(マーシー)の作詞だ。

マーシーの詩にはやさしさがある。弱き者へのまなざしがある。

それが弱き者の心を打つのは、マーシー自身に「弱さ」を感じ、共感するからだろう。

 

僕は、司法試験受験時代、新人弁護士時代に、よくこの詩を思い出していた。

すぐにネガティブになるからだ。

今でもそう。困難にぶち当たると、もうダメかも、自分には無理かも、と。

でも、この詩は真実。大抵の人・大抵の問題は、「近づけばそれほどじゃない」。

そう思うと、なんとかやれそうな気になる。

あとは、「きれいに澄んだ水」。知識はないけど、クリーンに行こう、クリーンだということだけは守ろう、この気概。

そう思うと、なんとかやれそうな気になる。

 

話は変わるが、先日、僕の兄がマーシー(ましまろ)のライブに行った。

兄が「かっちょいいーー!」と叫んだら、マーシーが「いぇ~」と応えたらしい。

このやりとりは、ストーンズのコアなファンなら爆笑もの。

兄とマーシーが「共感」したこの一瞬に、僕は嫉妬した。

投稿者: さくらい法律事務所