ボブ・ディランがノーベル平和賞をとりました。
ディランで育った僕も何だか誇らしい気分です。
でも、なぜ歌手が??
ディランの詩には、人種や階級、マイノリティなどの垣根を超えて、人々の心の拠りどころとなる何か、があるように思います。
「I shall be released」という曲があります。
この詩に助けられた人々は、何百万人はいると思います。
僕もそうでした。
映画の主題歌にもなっています。
「Any Day Now」(邦題:チョコレートドーナツ)です。
ディランの精神性がよくあらわれた映画です。
この映画は、法曹関係者は必ず見るべきです。
もがき苦しむ人の心を解放する、
心の「自由」を手に入れる、
そのプロセスに寄り添うことがいかに困難か。
大量雑多な業務のなかで、
通り過ぎていく小さな叫びをすくい上げ、
大通りから一歩外れて、裏路地に踏み入れる気概を持つ。
大変なことですが、重要なことです。
自分はできていないでしょう。。
分かりにくいかもしれませんが、
「should be」はもちろん、「might be」でも「will be」でも「could be」でもない。「shall be released」という表現。
これに勇気を与えられるのであり、ディランがノーベル賞をとる理由なのかなと思います。
映画ぜひ観てください。